掴みどころのない水の深み湖面を撫でる夕凪は鏡のような水面に波紋を生み木々を揺らす。暗く沈んだ翡翠色の湖面に黄金色の光の帯が走ると、それは驚くような速さで横たわるカラダに重なった。その瞬間、心の置き場所が揺らぎだし、己の存在が消えてしまうような不安に駆られた。それは掴みどころのない水の深みに、少しづつ体が沈んでゆく感覚にも似ていた。
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